- 浅煎り
エルサルバドル トレスポソス パカマラ ナチュラル アナエロビック
EL SALVADOR TRES POZOS PACAMARA NATURAL
トレスポソス農園のパカラマ種はエルサルバドルでテイスティングしたナチュラルプロセスの中で一番美味しかったと思うほどでした。
今年のロットはさらに嫌気性発酵のプロセスを取り入れ、アプリコットやベリー、チョコレートのニュアンスの感じられる、力強い味わいのコーヒーに仕上がっています。
今年のロットはさらに嫌気性発酵のプロセスを取り入れ、アプリコットやベリー、チョコレートのニュアンスの感じられる、力強い味わいのコーヒーに仕上がっています。
生産地 | エルサルバドル |
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農園 | トレスポソス農園 |
地域 | アロテペック メタパン |
標高 | 1,650m |
品種 | パカマラ |
プロセス | ナチュラルアナエロビック |
ABOUT
私たちがトレスポソス農園を訪れコーヒーのテイスティングをさせていただいた際、アルマンドさんは ”どんなに高値のオファーだとしても、自分のコーヒーをテイスティングしてない人にはコーヒーは売らないんだ。” と話していたことがとても印象的でした。自身の作るコーヒーに対しての強い誇りとCOE受賞に裏打ちされる品質へのこだわりを強く感じることができました。
彼の作ったコーヒーは、私たちのエルサルバドル訪問中にテイスティングしたナチュラルプロセスの銘柄の中で最も美味しいと感じました。
PROCESS
ナチュラルアナエロビックプロセス今回の買い付け分は、トレスポソス農園で初のアナエロビックプロセスを採用したコーヒーになります。農園主のアルマンドさんとはInstagramでやりとりしていて、事前に知ってはいたのですが、実際に現地を訪れた際に「これがアナエロビックプロセスのサンプルだよ。フィードバック頂戴ね。」と、そのものを渡された時は嬉しかったです。他にもドライミルを新設していたり、より標高が高いところに農地を購入していたりと、品質への向上に対していろいろ取り組みを進めている農園です。
今回はその新しい取り組みのアナエロビックナチュラルプロセスのコーヒーを紹介させていただきます。アナエロビックプロセスは、酸素を取り除いた環境で発酵させるプロセスで、これを行うことでより華やかな印象になったり、ベリーやワイニーと言ったフレーバーが感じやすくなります。ただ発酵させすぎるのは、コーヒーのフレーバー以上に発酵由来のフレーバーを強く感じさせてしまう側面もあり、そのコントロールが重要です。このトレスポソス農園では、過度な発酵のニュアンスを感じることなく、ナチュラルプロセスの味わいをサポートするような形で発酵が効いていたのでとても好印象でした。派手な印象こそありませんが、フルーティーな印象がよりしっかり感じられる仕上がりになっています。
VARIETALS
パカマラ「パカマラ」はエルサルバドルで発見され、パーカスというブルボンの変異種品種と、マラゴジッペと呼ばれるティピカの変異種が掛け合わさってできた品種。
アップルやトロピカルフルーツを思わせるジューシーな酸、スイートスパイスのような甘さの余韻など、テロワール(Microclimate)と合致すると素晴らしいフレーバーと品質を誇ります。Cup of Excellenceでも出品が多く、エルサルバドルのCOEはほとんどがこの品種で占められるほどです。