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メキシコ チアパス デカフェ
MEXICO CHIAPAS DECAF
原料には有機栽培のコーヒーを使用した、アーモンドやチョコレートを思わせるスムースな甘さのデカフェです。
生産地 | メキシコ |
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農協 | Product Conservacion El Triunfo |
地域 | チアパス |
標高 | 1,100 m 以上 |
品種 | カティモール,マルセレサ |
プロセス | マウンテンウォータープロセス |
ABOUT
Descamex 社が行うマウンテンウォーター・デカフェ製法は、多くの有機認証を取得しており、化学的な溶媒を一切使用せずに安全にカフェイン除去をおこなうシステムです。コーヒーの受け入れは 5,000kg/バッチとなっており、有機認証を受けた原料の生産履歴を透明化したまま最終製品にまで仕上げることが可能で、世界でも数少ない有機デカフェ工場になっております。
今回はメキシコ チアパス州の「 Product Conservacion El Triunfo」 の 79 農園が生産したコーヒーをデカフェに仕上げています。
PROCESS
有機デカフェ製造方法1. 他のコーヒーと接触しないように区画割された場所に原料が一旦保管されます。
2. 5,000kg 単位で事前にカフェイン含有量を測定し、抽出の準備を行います。
3. デカフェ製造タンクを含めて設備はエアー洗浄、蒸気清掃を行い、
他のコーヒ ーと接触しないことを証明します。
4. 第一タンクへ送り、温度と圧力の管理の下で蒸気ジェットを吹き付ける。
5. カフェイン抽出促進のため、暖かい水の中で給水。
6. 飽和水容液に移しカフェインを除去。この時圧力を特定条件下に設定。
7. 11~12%の水分まで乾燥しパッキング輸出を行う。
VARIETALS
カティモールBourbon種の自然変異種で矮性品種のカツーラと、アラビカ x カネフォラの自然交配種であるハイブリッドティモールの掛け合わせ。
密植可能で耐病性も高く、栽培品種としてアジア圏、中米に広く伝播しています。
マルセレサ
品種系統としてはサルチモールの一種になります。交配元はティモール・ハイブリッドとビジャサルチで、ニカラグアでの研究を経た後に栽培されるようになりました。
さび病研究所 (CIFC) が試験生産を目的として1970年代初めに各研究機関に送ったサルチモールの品種 (H361) をベースに、ニカラグアではフランス国際農業開発研究センター (CIRAD) と世界3大コーヒー商社の一つであるECOMによって研究・選別が進められ、最終的にマルセレサと名づけられる品種が開発されました。
流通量が限られているのであまり目にする機会はないマルセレサですが、この品種の特長は何といっても親であるティモール・ハイブリッド譲りのさび病への高い耐性です。