- 中深煎り
タンザニア マムセラ
TANZANIA KIBO
タンザニアの主力品種N39の柑橘やレーズンを思わせる酸味と、中深煎りのショコラティな甘さが心地よいコーヒーです。
生産地 | タンザニア |
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地域 | タンザニアキリマンジャロ山北部ロンボ地区 |
標高 | 1,600 m |
品種 | N39, ブルボン |
プロセス | フリーウォッシュド |
ABOUT
このコーヒーは、タンザニア北部・キリマンジャロ山の北斜面、ロンボ地区に位置する標高約1,600 mの山岳地帯で栽培されています。豊かな火山性赤土はミネラルに富み、チェリーに深みある甘さとクリアな酸をもたらします。気候は中程度の二峰性で、年間降雨量は約1,300 mm、気温は20〜28℃。雨期のバランスが取れているため、チェリーはじっくりと成熟し、糖度と酸のバランスに優れた果実が育まれます。またコーヒーの栽培から収穫、精選を行うマムセラ生産者組合では、UTZ認証を取得し、環境・社会・経済の3つの面で持続可能な生産に取り組んでいます。今後はRFAやフェアトレードなど、さらなる国際認証の取得も視野に入れ、地域と自然のより良い関係を築こうとしています。
人と自然が共に生きるこの地から届く一杯が、あなたのコーヒー時間に特別な物語を添えてくれるはずです。
VARIETALS
ブルボン種は、アラビカの2大品種として著名であり、樹勢は高いものの生産性は低く病害虫に対しても脆弱ですが、カップクオリティーは高く評価されています。一方、タンザニア特有の在来選抜種N39品種は、マムセラ生産者組合において栽培面積の99%以上を占める主力品種であり、ブルボン系統由来の繊細な酸と甘みを、この土地の環境に最適化された形で表現できる希少な系統です。カップには、シトラスやレッドカラントを思わせる明るい果実感、花のような透明感、キャラメルのような甘さがあり、クリーンかつ深い印象を残します。