- 浅煎り
パナマ アイリス ゲイシャ シンメトリー
PANAMA IRIS GEISHA SYMMETRY
| 生産地 | パナマ |
|---|---|
| 農園 | アイリス |
| 地域 | ボルカン |
| 標高 | 1,850-2,300 m |
| 品種 | ゲイシャ |
| プロセス | カーボニックマセレーションナチュラル(シンメトリー) |
ABOUT
アイリス農園は、コーヒー界の専門家であるジェミソン・サヴェージ、ササ・セスティク、エルヴィン・シューの3人が手を携え、スタートさせた革新的な農園プロジェクトです。彼らは、スペシャルティコーヒーが持つ本来の味わいは、コーヒーが育つテロワールを忠実に反映し、表現するものであるべきだと考えています。農園の生産者であるジェミソン・サヴェージ氏は、異なる標高に複数の品種を植えていますが、自然の景観や森林を削るような調整は一切行いません。環境に手を加えず、その土地が本来持つ自然の風味や特徴を最大限に引き出すことを目指しているからです。
現在、アイリス農園は、スペシャルティコーヒー栽培の素晴らしさを体現する存在として開花しつつあります。同時に、この取り組みをできるだけ多くの人々と分かち合うことが、3人の生産者たちが掲げる目標でもあります。
VARIETALS
ゲイシャゲイシャ品種が持つ類まれなフレーバーはとても人気で需要も高く、高値で取引されています。1930年代にエチオピアの森で採取された種子がタンザニアのコーヒー研究機関に送られ、その後コスタリカの「CATIE(Centro Agronómico Tropical de Investigación y Enseñanza/熱帯農業研究高等教育センター)」を経由し中南米に頒布されました。
典型的な風味は「ベルガモット、ジャスミン、ピーチ、ハニー」で表現され、温度が下がるにつれて「オレンジブロッサムや紅茶、ネクタリンのような香気」へと変化する品種です。
PROCESS
カーボニック・マセレーション・ナチュラルカーボニック・マセレーションは、ワインの醸造技術を応用した、コーヒーチェリーの発酵処理方法です。このプロセスを通じて、フルーティでフレッシュな香りが引き出され、タンニン(渋み成分)が抑えられた、柔らかでバランスの良い風味のコーヒーに仕上がります。
まず、20~22Brixの完熟した状態で収穫されたチェリーを使用します。収穫後、チェリーは密閉タンクに入れられ、二酸化炭素を充填して嫌気性発酵を行います。この発酵によって、独特のアロマやフレーバーがコーヒー豆にしっかりと移行します。発酵が終わると、タンクから取り出されたチェリーは、3層のアフリカン・ベッド・システムを用いて20~25日間乾燥されます。この間、水分含有量が10~12%になるまで丁寧に管理されます。乾燥後のチェリーは、さらなる風味を吸収し、水分レベルを安定させるために、チェリーポッドの状態のままグレインプロバッグに収納されます。これらのバッグは、低温で安定した条件下で管理され、熟成(レスティング)が行われます。これにより、コーヒーの風味が一層洗練されます。このような細部にわたるプロセスが、個性的で洗練された風味を持つコーヒーを生み出す秘訣です。
ROASTER'S COMMENT
取り扱いを始めて3年目となる、ジャミソン氏のコーヒー。2017年に初めて彼のコーヒーと出会い、そのたびに「やっぱり美味しい」と感じさせてくれる、お気に入りの生産者の一人です。初年度はデボラ農園のコーヒーを取り扱いましたが、昨年からはアイリス農園のコーヒーをメインに選んでいます。アイリス農園のコーヒーは味わいが濃厚で、より上品さを感じられる仕上がり。一度体験してみる価値のある特別なコーヒーです。(グリーンバイヤー/ 佐藤)