- 中深煎り
エルサルバドル ブエナ・エスペランサ
EL SALVADOR BUENA ESPERANZA
オレンジやマンダリンの酸、蜂蜜や黒糖の甘み、チョコやナッツの余韻が広がります。
| 生産地 | エルサルバドル |
|---|---|
| 地域 | カカウアティケ |
| 標高 | 1,500m |
| 品種 | カスティージョ |
| プロセス | ウォッシュド |
ABOUT
エルサルバドル東部カカウアティケ山地の La Buena Esperanza は、火山性赤土ニトソルと冷涼な気候に恵まれた農園です。栽培するCastilloは通常酸が鋭くなりがちですが、深熟で収穫する独自の方法により、まろやかな酸と豊かな甘さを実現。ウォッシュト精製と20日間の乾燥で透明感が磨かれ、オレンジやマンダリンの酸、蜂蜜や黒糖の甘み、チョコやナッツの余韻が広がります。農園主アンドレス氏は農薬を使わず自然の生態系を活かす持続可能な農業を実践し、さらに教育支援制度など地域社会にも還元。自然と人、未来を結ぶ哲学が一杯に宿ります。VARIETALS
カスティージョこのコーヒーに使われている「カスティージョ」という品種は、病気に強いように工夫された、いわば “植物のハイブリッド品種” です。病害に弱いアラビカ種と、強さに優れた別の品種を掛け合わることで、農薬に頼らずとも育てやすくなるというメリットがあります。それによってこの農園では、自然の生態系を壊すことなく、森の力を借りた持続可能な農業が実現できているのです。
ただし、こうした品種は収穫のタイミングを見極めないと、味わいに少しとがった酸味が出てしまうことがあります。ブエナ・エスペランサ農園ではその点にも細やかな工夫を重ね、コーヒーチェリーが赤からさらに熟して、深い紫に近い「二藍(ふたあい)」と呼ばれる色になるまで、じっくり待ってから収穫します。この熟度を見極めて収穫することで、酸味はまろやかになり、フルーツのような甘さや豊かな香りがはっきりと引き出されるのです。
PROCESS
ウォッシュドこのロットには、発酵と水洗によって果肉を取り除く「ウォッシュドプロセス」が採用されています。しっかり熟したチェリーを丁寧に発酵させ、ミューシレージとともに洗い流すことで、クリーンな酸と明瞭な甘さが際立つ仕上がりになります。乾燥も20日以上かけてじっくりと行われ、豆の風味を構成する脂質・糖・アミノ酸のバランスが整えられることで、滑らかで奥行きのある質感を実現しています。派手さではなく、透明感と調和。精製によって際立つカスティージョの「骨格の美しさ」を存分にご堪能いただけます。
ROASTER'S COMMENT
エルサルバドル ブエナ・エスペランサ農園 カスティージョ ウォッシュドは、「美味しさ」と「持続可能性」を両立するという私たちの理想を、まさに体現してくれているかのようなコーヒーです。農薬を使わずに育てる工夫や、発酵と乾燥の細やかな管理、そして地域教育への支援など、農園の取り組みの素晴らしさに感銘を受けたことに加え、その取り組みのすべてがバランスよく重なり、カップへもきちんと反映されており、まろやかで奥深い味わいへと結実しています。朝のスタートに、午後のひと息に、食後の団欒に......。どんな時間にもフィットし、心に「よき希望」を灯してくれるようなコーヒーを、ぜひご賞味ください。
(グリーンバイヤー/ 佐藤)