- 浅煎り
エルサルバドル ロスピリネオス パカマラ ナチュラル
EL SALVADOR LOS PIRINEOS PACAMARA NATURAL
黄桃やマンゴーといった果肉の甘さがしっかりとしたフルーツを連想させる、ふくよかな味わいのパカマラコーヒーです。
生産地 | エルサルバドル |
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農園 | ロスピリネオス農園 |
地域 | テカパ・チナメカ |
標高 | 1,300-1,600 m |
品種 | パカマラ |
プロセス | ナチュラル |
ABOUT
ロス・ピリネオス農園はエルサルバドルの東部テカパ・チナメカに位置しています。エルサルバドルは地域ごとに土壌の質が異なり、西側は黒土で場所によっては石灰を多く含む地域もありますが、テカパ・チナメカのある東側は赤い火山性の粘土質土壌が特徴的です。ロス・ピリネオスには、「品種の森」と呼ばれるさまざまなコーヒー品種を植えた実験場があり、土壌や気候との相性をテストした上でコーヒー栽培が行われています。加えて、ロス・ピリネオスは、エルサルバドルの主力栽培品種であるパカマラの開発に関わった農園でもあり、現在も品種特性の安定しないと言われるパカマラの種子バンクの役割を担うなど、コーヒーの育種に信頼の高い農園であります。
PROCESS
このロス・ピリネオスで育てられたパカマラ品種は、収穫後アフリカンベッドで乾燥されます。広大な人工の台地に設けられたアフリカンベッドは、一日中日当たりがよく、また西風が均一に吹くことから安定したチェリーの乾燥を行うことができます。これにより、カビの発生や乾燥のバラつきの抑えられた綺麗な味わいのコーヒーが出来上がります。黄桃やマンゴーといった、果肉の甘さがしっかりとしたフルーツを連想させる、ふくよかな味わいのパカマラコーヒーです。VARIETALS
パカマラ種パカマラ品種は、遺伝学者Angel Cabreraが率いる現存するInstituo Salvadoreño para la Investigacion de Café(ISIC)の研究室で開発されたパカス品種とマラゴジッペ品種の交配種です。この品種は、より生産的な品種と比較してしばらくの間見落とされていましたが、過去10年間で品質主導の生産者によって大きな評価を得ている品種です。 やや不安定な品種になっていてパカスの遺伝が大きく影響しているパカマラやマラゴジッペの特徴が色濃く出ているパカマラもあります。単にパカマラといってもキャラクターの幅が広いですが、品質はとても高くCup of Excellenceで入賞していることも多い品種です。