- 浅煎り
エチオピア メワ
ETHIOPIA MEWA
伝統的なナチュラルプロセスの華やかさがありながら、高標高由来の丸みを帯びたボディ、明るくクリーンな後味が特徴的です。
生産地 | エチオピア |
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農協 | メワウォッシングステーション |
地域 | ウェストアルシ地区 |
標高 | 2,250-2,350 m |
品種 | エチオピア原種(Helena Forest Heirloom) |
プロセス | ナチュラル |
ABOUT
エチオピア/ メワ・ナチュラルは、南部エチオピアの豊かな自然環境と伝統農法が育んだ、果実感あふれるナチュラルコーヒーです。このコーヒーは、ウェストアルシ(West Arsi)地域にあるMewa Washing Stationに集められた完熟チェリーを、ナチュラルプロセスで丁寧に仕上げたロットです。
ウェストアルシは近年、Cup of Excellenceでの上位入賞農園も増えており、イルガチェフェやシダマに並ぶ新たな注目産地として国際的に認知されつつあります。
肥沃な火山性の土壌と、年間降水量1200〜2000mm、平均気温15〜20°Cの涼しい高地性気候。昼夜の寒暖差が大きく、チェリーの成熟がゆっくり進むため、複雑な酸と甘さが生まれます。
PROCESS
このロットは、クラシックなナチュラルプロセスで仕上げられたものです。1. 完熟チェリーの手収穫:農家が手選別で丁寧に収穫し、Mewa Stationへ持ち込みます。
2. チェリー選別:フローター除去後、選別台で未熟・過熟を除外。
3. 乾燥工程:
- アフリカンベッド上で20〜25日間かけて日陰と直射のバランスをとりながら乾燥
- 乾燥中は1日数回の攪拌と、夜間・強光時のカバーで品質管理
4. 乾燥後の安定化と脱殻:適度な水分値(約11.5〜12%)に仕上げた後、パーチメント保管を経て脱殻・選別へ。
VARIETALS
エチオピアでは、庭先や自然林の中で土着しているコーヒーを、ガーデンコーヒー・フォレストコーヒーとして栽培する形態がまだまだ一般的です。これらの土着品種は、遺伝学的な品種分類がはっきりしていない場合が多く、エアルーム品種(Ethiopian Heirloom)、日本ではエチオピア在来種、またはエチオピア原種などの包括した俗称で呼ばれています。このエアルーム品種は、野生種と半野生種の2つのグループに大きく分類されます。エチオピアの野生種はグレート・リフト・バレーの西側に自生していた品種です。半野生種の多くは、1967年に設立された「ジンマ農業研究センター(Jimma Agricultural Resarch Centre (JARC))」で開発された品種です。
一般的に、エチオピア在来品種はフローラルでフルーティなカッププロファイルを持つ傾向があると言われていますが、具体的な特徴は産地のテロワールの影響を反映し、土地ごともカッププロファイルを作り出しています。