- 浅煎り
グアテマラ エル・コロリド ラクティック・ナチュラル
GUATEMALA EL COLORIDO LACTIC NATURAL
自社農園プロジェクト「エル・コロリド」より、3年目の味わいです。赤い花や果実、赤ワインを思わせる芳醇なアロマに、トロピカルフルーツのような厚みのある味わい、ショコラティなアフターテイストをお楽しみください。
生産地 | グアテマラ |
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農園 | ナランハレス農園 |
地域 | ニューオリエンテ |
標高 | 1,535 - 1,640 m |
品種 | パチェ, パカス, カティシック, カツアイ |
プロセス | ラクティック・ナチュラル(アナエロビックナチュラル) |
ABOUT
エル ・コロリドは、グアテマラのハラパ県に位置するナランハレス農園の区画をお借りした自社農園プロジェクト「MyFarm 契約」の一環で、私たちが作成したオリジナルプロセスのコーヒーです。エル ・コロリド(EL COLORIDO)は、現地スペイン語で「カラフル」の意味で、ひとつの農園で収穫される同じコーヒーから、独自にプロセスを行い、さまざまな色の味わいを作ろうというコンセプトのもと始まりました。エル コロリドを作っているナランハレス農園は、グアテマラの東部ニューオリエンテ・コリス・ハラパの標高1535-1640 mに位置しています。ニューオリエンテは1950年代からコーヒーが栽培され始めましが、標高が高く、急斜面が多い地形のため、コーヒー栽培が困難な環境だと思われていました。しかし、近年ではスペシャルティコーヒーの需要の増加に伴い、恵まれた土壌と気候から、高品質なコーヒーの生産できる優良な産地として注目され始めています。土壌は古くは火山地帯だったため、変成岩(既存の岩石が変成作用を受けてできた岩石)や軽石を含む石灰岩で、火山活動が活発な他の地域とは異なっているのも特徴です。テロワール由来の味わいの特徴としては、トロピカルフルーツやアーモンド、ブラウンシュガーの印象が出やすい地域に思います。
PROCESS
このラクティックナチュラルプロセスでは、文字通り乳酸(Lactic Acid)による発酵を促し、マウスフィールの向上を狙いました。乳酸菌は塩に対する耐性が強いため、発酵タンクに塩を加えることで、他の細菌のはたらきを抑えながら、乳酸菌が優位に活動を行える環境で発酵を試みました。また酸量が少なくなりがちナチュラルプロセスですが、発酵をしっかり行うことで酸の強度を高めるアプローチも同時に行いました。VARIETALS
パチェ種パチェは、アラビカの2大原種のうちの1つであるティピカ種の変異により派生した品種です。ティピカ種は、華やかなフレーバーやトロピカルフルーツのようなフレーバーが特徴的で、このパチェ種にもその特徴がしっかりと引き継がれていることを感じました。