- 浅煎り
グアテマラ エルコロリド ラクティック ナチュラル
Guatemala EL COLORIDO
私たちウッドベリーコーヒーの情熱が詰まった自社農園より、24-25クロップの登場です。
今回お届けするのは、乳酸(Lactic Acid)菌による発酵を促し、マウスフィールの向上を狙った「ラクティック ナチュラル」プロセス。前回も好評をいただきましたが、2回目となる今回は、さらに改良を重ねました。
ローズやブラックベリーの華やかな香りと、トロピカルフルーツの果実感が口の中で広がる明るい味わいに加え、チョコレートの甘いニュアンスと、乳酸発酵由来のまろやかさが余韻に上品さを添える仕上がりとなっております。
今回お届けするのは、乳酸(Lactic Acid)菌による発酵を促し、マウスフィールの向上を狙った「ラクティック ナチュラル」プロセス。前回も好評をいただきましたが、2回目となる今回は、さらに改良を重ねました。
ローズやブラックベリーの華やかな香りと、トロピカルフルーツの果実感が口の中で広がる明るい味わいに加え、チョコレートの甘いニュアンスと、乳酸発酵由来のまろやかさが余韻に上品さを添える仕上がりとなっております。
| 生産地 | グアテマラ |
|---|---|
| 農園 | GOOD COFFEE FARMS × WOODBERRY COFFEE |
| 地域 | ハラパ |
| 標高 | 1,535m - 1,640m |
| 品種 | パチェ,パカス,カティシック,カトゥアイ |
| プロセス | ラクティック ナチュラル |
ABOUT
「エル・コロリド(El Colorido)」とはスペイン語で「カラフル」の意味で、一つのロットから多彩な風味を生み出すことを目的に始まった自社プロジェクト。同じ農園・同じ品種のコーヒーの、生産処理ごとによるさまざまな色(味わい)を楽しんでいただきたい、という想いを込めて名付けました。グアテマラのナランハレス農園の一区画を借り受け、発酵・乾燥工程の設計から品質管理まで自社で行う「MyFarm契約」によって、意図した風味を正確に表現できる環境を整えています。自然の力と人の技術が対話するこのプロジェクトは、スペシャルティコーヒーの新たな表現領域を切り開く挑戦でもあります。
VARIETALS
パチェ,パカス,カティシック,カトゥアイスペシャルティコーヒーで主役となるアラビカ種は、繊細で豊かなフレーバーを生む一方で、さび病などの病害に弱く、収穫量も安定しにくいという課題を抱えています。栽培には細やかな管理が欠かせず、生産者にとっては農園運営の大きな負担となる存在でもあります。
そこでここでは、アラビカの風味特性とロブスタの耐病性を掛け合わせたハイブリッド品種「カティシック」を活かした独自の植え方を採用。アラビカ種の周囲をカティシックで囲うように植えることで、病害虫に強いカティシックが“生きた防壁”の役割を果たし、サビ病などの広がりを入口で食い止めます。
PROCESS
Lactic Natural今年のエル・コロリドでは、コーヒーの「品種」と「プロセス」の掛け合わせに、昨年以上に力を入れました。
カシティックなどのハイブリッド品種は、ねっとりとした豊かな質感が特徴。そのよさを伸ばすため、乳酸発酵を採用しています。
ナチュラルプロセスには、フルーティーなフレーバーの増強、酸味の軽減、そしてマウスフィール(口当たり)の向上といった特徴があります。乳酸発酵(Lactic Fermentation)」には、このマウスフィールを向上させる効果があるのです。
乳酸菌は塩に対する耐性が強いため、醗酵タンクに塩を加えることで、他の菌のはたらきを抑えながら乳酸菌がしっかり活動できるような環境を整えることが可能となるのです。
今年は収穫時期が遅かったこともあり、初日の発酵で一気にpH3.5まで下がるほど勢いのあるスタートに。そのぶん発酵期間は昨年より少し短く、華やかさというより“上品な発酵の香り”が感じられる仕上がりになっています。
また、コーヒーチェリーをゆっくり乾かすと甘さや質感が引き出されますが、その分カビのリスクも高くなります。そこで今年は、ほかの農園の成功例を参考に、乾燥のスタートを天日で3日間 行うことでクリーンカップを向上させています。