- 浅煎り
エクアドル クララ・ラス ゲイシャ
ECUADOR CLARA LUZ GEISHA
<おすすめレシピ>
コーヒー粉:14g (中粗挽き:#8.5 [Ditting] #15[EK43])
お湯:210g(94℃)
ドリッパー:KALITA WAVE DRIPPER(推奨)
0'00:25gのお湯を注ぐ
0'45:90gまでお湯を注ぐ
1'25:130gまでお湯を注ぐ
1'40:170gまでお湯を注ぐ
2'00:210gまでお湯を注ぐ
お湯が落ちきったら抽出完了です。
生産地 | エクアドル |
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地域 | ロハ |
標高 | 1,700 m |
品種 | ゲイシャ |
プロセス | アナエロビック ナチュラル |
ABOUT
クララ・ラスは、エクアドル・ロハ地域に位置する家族経営の農園です。農園の名前「Clara Luz」は、亡きセルビオ氏(現農園主)の母親の名前から名付けられ、このコーヒーには家族の強い絆と歴史が息づいています。このゲイシャ品種は、農園のテロワール—特に土壌と微気候—を最大限に活かすことで、他の地域では得られない特別な風味を生み出しています。農園の生産プロセスは非常に精密で、自然環境を守りながら高品質なコーヒーを生産するために多大な努力が払われています。環境保護への強いコミットメントが、持続可能な農業の実現と美味しいコーヒーの生産に貢献しており、除草剤は一切使用せず、有機肥料とバイオ製品を優先するなど、土壌の健康を守りながら栽培を行っています。
このコーヒーは、品質と持続可能性への配慮を兼ね備えた一杯です。ゲイシャ品種の持つ独特のフローラルな香りと、柑橘系やフルーツ系の風味が特徴的で、コーヒー愛好者にとって格別な体験を提供します。
VARIETALS
ゲイシャゲイシャ品種は、エチオピア・ゲシャ村で発見された原生品種を祖先に持ち、その後、コスタリカやパナマへ伝播し、現在では世界でも最も高く評価されている品種の一つです。ゲイシャの特筆すべき特徴は、その芳香性と複雑な風味プロファイルにあります。特にフローラルな香り(ジャスミンやベルガモット)と、フルーティーな酸味(ピーチ、ライム、柑橘系)が際立っています。
この品種は、特に高地での栽培が最適とされ、ロハ地域のような涼しい気候と昼夜の温度差が、ゲイシャの持つ酸味を明確に引き立てます。ゲイシャの酸味はリンゴ酸とクエン酸を主成分とし、清涼感と透明感を感じさせる味わいです。また、ゲイシャは収穫量が低く、栽培には非常に手間がかかるため、品質に直結する特別な栽培環境が求められます。
PROCESS
アナエロビック・ナチュラルクララ・ラス農園のゲイシャ アナエロビック・ナチュラルは、非常に手間をかけた精緻なプロセスを経て作られます。特に注目すべきは、月の満ち欠けに合わせた収穫方法です。この伝統的な手法は、チェリーの糖度を最大化し、風味を豊かにするために最適だとされており、実際に満月時に収穫されたチェリーは甘さが増し、酸味とバランスよく調和します。
収穫後、コーヒーチェリーは厳密に選別され、糖度(ブリックス)が22以上であることを確認した後、48時間の嫌気性発酵が行われます。このプロセスは酸化を防ぎながら発酵を進め、フルーティーでクリーンな風味を実現します。
その後、乾燥プロセスに移り、最初に48時間の天日干しを行います。天候や気候に応じて影を作りながらの乾燥は、コーヒーの風味に重要な役割を果たします。その後、乾燥は室内で管理され、約30日間かけて行われます。室内乾燥では、温度が19〜32度に保たれ、空気の流れを促進するために扇風機を使用して、均一な乾燥が行われます。この長時間にわたる乾燥によって、コーヒーは深みのある風味を保持します。