- 浅煎り
エクアドル クルス・ロマ ティピカメホラード&シドラ
ECUADOR CRUZ LOMA TYPICA MEJORADO Y SIDRA
レモンやマスカットを思わせるフレッシュで華やかなフレーバーと、キャラメルのようなクリーンなアフターテイストを感じられます。
生産地 | エクアドル |
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農園 | クルス・ロマ農園 |
地域 | ピチンチャ |
標高 | 1,800 m |
品種 | ティピカメホラード, シドラ |
プロセス | ウォッシュドアナエロビック |
ABOUT
クルス・ロマは、20年以上ものあいだコーヒー業界に携わってきたガロ・モラレスさんが本格的にスペシャルティコーヒーの生産を始めた農園です。コーヒー産業の低迷していたエクアドルにおいて、自身の蓄えてきた知識を仲間たちと共有し、エクアドルのコーヒー業界を活性化したいという思いで、スペシャルティコーヒーの生産を本格的に始めるに至った農園でもあります。「この業界で蓄えてきた知識は、生産者であれば誰もが必要とする知識であり、仲間たちと共有し、自分の農園にも応用していこうと思った」とモラレスさんは語っています。アンデス山脈の肥沃な土壌や昼夜の寒暖差など恵まれたテロワールと、研究熱心なモラレスさんの性格も合わさり、2015年からスタートしたクルス・ロマのコーヒーは、2020年に開催された国内品評会「ターサ・ドラーダ(Taza Dorada)」で3位入賞、翌2021年には瞬く間にチャンピオンに輝きます。また1ポンド100ドルの値が付き、エクアドルでの最高価格を更新しました。
このロットでは、共にエクアドルの試験農場で開発されたティピカメホラードとシドラという2種類の品種がミックスされています。レモンやマスカットを思わせるフレッシュで華やかなフレーバーと、キャラメルのようなクリーンなアフターテイストを感じられます。
PROCESS
ウォッシュドアナエロビックこのロットでは、まず最初に果肉を取り除きタンクで2〜3日間発酵させた後、アフリカンベッドで25〜30日間乾燥させています。
VARIETALS
ティピカ・メホラードエチオピア原生種系交雑種。長らく出自に諸説がありましたが、エクアドルのピチンチャエリアにあったネスレ社の試験農場で開発された品種であることが近年判明しました。エチオピア原生種系とブルボン種の交配種を数世代にわたって種子選抜したものとされます。ゲイシャやエチオピア系を思わせるフローラルなフレーバーで上品な味わいのポテンシャルを持ちます。
シドラ
エクアドルの代表品種。ティピカ・メホラードと同じくネスレ社の試験農場で開発された品種です。長らくティピカ種とブルボン種との交配種と考えられてましたが、近年の遺伝子分析によるとこの両者の系譜に連ならないことが判明したそうです。現在ではエチオピア原種由来にカテゴライズされているとの事です。