- 深煎り
ケニア ガダイディ
KENYA GATHAITHI
熟した果実の深さと、ケニアらしい明るさ。その二つが同時に立ち上がる瞬間こそ、ガタイティの魅力が最も強く輝くところです。
| 生産地 | ケニア |
|---|---|
| 地域 | ニエリ |
| 標高 | 1,720 m |
| 品種 | SL28, SL34, RUIRU11, Batian |
| プロセス | ウォッシュド |
ABOUT
ガダイディ生産者組合は1656軒の農家から構成されています。ガダイディ協同組合は、アバーディア国立公園の麓の小さな谷間にあり、火山灰土壌には植物の生長するための栄養素が豊富に含まれます。標高は1720mと非常に高く、アフリカでも気温は16-26°Cで推移します。赤道に近いため収穫期は年2回あり、コーヒー生産に適したマイクロクライメイトに恵まれています。総面積156ヘクタール、年間生産量102,000 kg以上にもなります。
またガダイディ生産者組合は、組合員の農家の生活を支えるために、前年の収穫量に応じて子どもたちが学校に通う費用や、急な物要りの際に援助を行っています。
このような活動は、Coffee Management Service という団体と協力することで可能となっています。高品質なコーヒーをつくるとともに、生産者の生活を向上させようという取り組みは生産国からも盛んに生まれています。
PROCESS
生産者は最も熟し、最も赤いチェリーを厳選して手摘みし、その日のうちに協同組合のウェットミルに運び込みます。
パルピングの前にチェリーを手作業で選別し、傷んだチェリーや熟度の低いチェリーと赤く熟したロットを分けます。
果肉除去の後、コーヒーは水槽にて発酵されたのち、コーヒーはきれいな真水で洗われ、ミューシレージが取り除かれます。
その後、乾燥のために高床式のベッドに移され、傷んだ豆や変色した豆を取り除くために繰り返し選別が行われます。
VARIETALS
このロットには、広く普及しているSL28に加えて、少量のRuiru 11, Batianが含まれています。SL28はケニアで最も有名な品種で、1930年代にScott Agricultural Laboratoriesによるコーヒーの研究から乾燥耐性品種として選抜されました(SL=Scott Laboratoriesの略称+28:研究用のナンバリング)。
乾燥耐性のみならず非常に優れたクオリティポテンシャルを持ち、ケニアのみならずアフリカの各地、現在では中南米でも広く栽培が行われる優良品種です。
数〜十数年の期間ののち生産クオリティが回復するRusticityと呼ばれるユニークな特性も持っており、現在もケニアでのSL28の収穫の多くが樹齢が60-80年の老樹によるものだそうです。